弊社で建築物省エネ法の計算書類を作成させていただいた実績をご紹介させていただきます。
【用途区分】一戸建ての住宅
【建設地】秋田県
【面積】530㎡(内増築部分400㎡)
【計算方法】詳細計算
既存部分が木造平屋130㎡、増築部分が木造2階400㎡の一戸建ての住宅でした。
住宅用途での増築工事は、事例が多くないため、事前に所管行政庁に既存部分の取扱い方等を確認させていただき、既存部分のBEIが1.2で全体のBEIを1.1以内(※)、既存部分の外皮基準適合は計算しなくてもよいとなりました。
屋根は天井断熱で高性能グラスウール14Kt155、外壁は充填断熱で高性能グラスウール14Kt105、1階床及び2階の一部外気に接する床の断熱は押出法ポリスチレンフォーム3種t100、窓ガラスはアルミ樹脂複合で空気層9mmのLow-E複層ガラスでした。
窓面積の割合が少々大きかったのですが、十分な断熱及び窓ガラスの性能により、基準値におさまっておりました。
設備は空調がルームエアコン、換気で全熱交換器を採用、給湯器が石油給湯器で浴槽に高断熱浴槽を採用、照明は全てLEDで建物全体のBEIが1.1(※)以下となりました。
(※)平成28年4月時点で現に存する建築物の増改築については、建物全体でBEI≦1.1となれば良いというルールを適用しています。